WPI-AIMR世界からトップサイエンティストが集う研究拠点原子分子材料科学高等研究機構(AIMR:Advanced Institute for Materials Research)

AIMRは、平成19年より文部科学省が開始した「世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)」で設立された研究拠点の1つで、材料科学、物理、化学、工学、数学の既存領域の融合を図り、材料科学に新境地を開くことを目的にしています。バルク金属ガラス(BMG)、材料物理、ソフトマテリアル、デバイス・システム構築の4つの研究グループと数学ユニットが融合研究を進めることにより、材料科学におけるブレークスルーを起こすべく努力しています。そして、世界トップレベルの研究成果を出し、目に見える材料科学研究拠点形成を目指しています。

現在、外国人研究者の比率が約50%という国際的融合組織体制の下、基礎研究に基づいて、(1)各種材料に共通の「構造と機能発現」の原理を解明し(2)材料科学の新たな学理の確立と、それに基づく、新規機能、新規材料の「予見」を可能にする基盤を作り上げ(3)「創エネルギー」「省エネルギー」「環境浄化」に貢献するグリーンマテリアルを創製することを目標に、融合研究を推進しています。研究グループを越えた融合研究を推進するフュージョンリサーチ制度のほか、毎月2回開催するジョイント・セミナー、毎週金曜のティータイムなどを通じ、研究者間の日常的な意見交換を促進しています。