文系か理系か問われれば迷わず理系、理系なら工学部、でも工学部のどの学科がよいかなぁ…と迷っていた高3の夏。本学のオープンキャンパスで、「材料」分野の存在を知り、とても興味をひかれました。そして高校の先生から「東北大の材料系は、世界的に有名」と聞き、本学科を目指すことになりました。進路選択に際しては、情報収集が重要になると思います。私は東海地方の出身なので、何度も大学に足を運ぶことはできなかったのですが、本学科はウェブサイトやパンフレットが充実していて、とても参考になりました。
「材料科学」を専攻しても、どういう研究をしているのか具体性を持てないまま入学してくる方が多いと思います。でも心配は無用です。広範な知識を学びつつ、少しずつ専門性を深めていくようなカリキュラムが組まれています。私が、材料研究を「おもしろい!」と思えるようになったのは、研究室に配属されて、実験が始まってから。それまでの机上の学びが、実感を伴って理解できるようになりました。研究は試行錯誤の連続と言われますが、実は「興味深く、楽しく、おもしろい」のです。それが原動力になっていることがわかりました。
本学の材料科学は、鉄鋼から磁石、スピントロニクス、生体材料と、とても広く多彩な領域を誇ります。ということは、研究の選択肢もたくさんあるということ。やりたいことがきっと見つかりますよ。