大学での学びは「解のない答えを探し続ける」ことだといわれますが、今、研究室に所属して実験を始めてみて、まさにそのとおりだと実感しています。卒業研究のテーマは「磁性形状記憶合金」。高価な実験装置を使って(とても緊張します)、合金(材料組織)を作製し、その組成の分析・評価を行っていくのですが、すべてがうまく運ぶわけではありません。失敗は付き物ですが、それも含めてとても楽しく興味深く、世界で誰も挑戦したことのないことに取り組んでいる醍醐味は、研究のモチベーションになっています。難しい実験も、アドバイザーの先輩のおかげでリラックスして臨めています。私も後輩にとって、頼もしくもやさしい存在になりたいですね。
高校までは野球部。大学では違うスポーツにチャレンジしてみたいと思っていて、まったくの初心者ながらアイスホッケー部の門を叩きました。勉強や課題に加えて、氷上での練習、陸上でのトレーニングを各週2回、そしてアルバイト…とタフな日々を送りました。本学のアイスホッケーの実力の程は…七大戦(全国七大学総合体育大会)で毎年3位と4位を行ったり来たり。やはり“本場”北国の大学の壁は厚いです(笑)。
将来は、企業の研究職として、合金に関する研究に携わりたいと思っています。そして、「自分が開発した新材料が製品へと実装され、市場に提供される」ことが目標。ものづくりの一翼を力強く担っていきたいです。