OUTLINE

溶融金属の観察も可能な高真空熱重量測定装置
所属
金属フロンティア工学コース・金属プロセス工学講座
主な研究内容
鉄鋼/アルミニウム製造プロセスにおける介在物・ガスの高度制御技術、金属生産副産物のリサイクル技術、炭素還元プロセスによる新規黄リン製造技術。
研究概要
大正時代より続く第一講座こと長坂研究室では、熱力学・化学平衡論・反応速度論などを匠に用い、持続可能な社会に向けたベースメタルメタラジーに関する研究を主として行っている。天然資源とともに二次資源からの有用金属・元素の回収や、高純度金属を得るための不純物除去方法について研究している。
研究の将来展望
天然資源のほとんどを海外に依存する我が国の発展のためには、これまで以上にうまく資源を使いこなす必要がある。二次資源のリサイクルや有用金属・元素を効率的に回収し、無駄のない元素フローを生み出す研究や、高品質の金属材料をつくる技術を前進させることにより、技術立国日本を発展させる。さらに、金属生産副産物の高度資源化により、金属生産プロセスを軸とした産業システムの環境負荷低減を実現させる。
「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)