村上研究室

[材料環境学コース | 資源利用プロセス分野]
オープンキャンパスで体験できる研究をご紹介します。
  • 研究室の学生が、各種金属の製精錬手法と用途について分かりやすく解説します。

  • いろいろな金属の鉱石と、製錬で得られた金属を展示しています。様々な形態で存在する鉱石を実際にご覧ください。

  • 金鉱石の実物も展示しています(表面で金色に輝く粒が金です)。金は自然の中で唯一金属の状態が安定な元素です。

  • 最後に、鉱石と、製錬で得られる金属との組み合わせを当てるクイズを行っています。見事正解すれば貴重な鉱石をプレゼント!

公開研究|石を輝く金属に変える~社会を支える金属製錬~

製精錬プロセスの概略について紹介します。また鉱石当てクイズに見事正解した方には記念品を進呈します。

OUTLINE

鉄鉱石還元過程の鉱物相変化を“その場“測定可能な高温X線回折装置

所属

材料環境学コース・太陽地球システム・エネルギー学講座・資源利用プロセス学分野

主な研究内容

基幹金属素材製造およびリサイクルプロセスの高効率化と低環境負荷化を目指した新しい技術原理の創成。

研究概要

波及効果が大きい基幹金属素材の製錬、再生利用、廃棄物適性処理など、主として高温反応が関連する各種プロセスの効率化、環境負荷低減に関する研究とともに再生可能エネルギーの高度利用技術、多孔質金属製造技術等の開発研究を行っている。

研究の将来展望

新興国の著しい経済成長に伴い、鉄鉱石や銅鉱石など基幹金属資源の低品位化、細粒化が顕著になっている。劣質鉱石を有効利用しつつ高効率安定生産と二酸化炭素排出量削減の両立が可能な新しい製鉄プロセス確立のため、主要高炉原料である焼結鉱の低炭素製造技術、高反応性を有する炭材内装鉱の利用技術、水素の還元材利用、バイオマス活用促進技術など、種々の角度から研究を進めていきたい。

「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)