OUTLINE

磁場内における磁歪複合材料の三点曲げ試験の様子
所属
材料環境学コース・資源循環プロセス学講座・ 複合材料設計学分野
主な研究内容
複合材料設計、マルチスケール・マルチフィジックス数値シミュレーション、安全性・信頼性評価、機能材料・構造システム。
研究概要
自動車、航空宇宙機器、産業機械・ロボットなどでは、多くの複合材料が使用され、実環境下における材料・構造システムの信頼性設計が要求されている。当分野では、機能性複合材料の電磁・熱・力学的挙動解明とそれらの開発・実用化を目指した研究を行っている。
研究の将来展望
これまで圧電セラミックス粒子や磁歪合金ファイバーと高分子からなる機能性複合材料を開発し、数値シミュレーション・実験により、環境発電(エネルギーハーベスティング)特性などを解明してきた。今後は、植物繊維をナノレベルに解繊したセルロースナノファイバーと高分子からなる環境に優しい複合材料の開発、金属基・セラミックス基複合材料のマイクロ・ナノ構造制御による高性能化などに挑戦していきたい。
「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)