野村研究室

[材料システム工学コース | 微粒子システムプロセス学分野]
オープンキャンパスで体験できる研究をご紹介します。
  • PC上で好きな絵柄を作成

  • 3Dプリンターを使って金属球に絵柄を転写

  • 顕微鏡で描かれた絵柄を観察

  • キーホルダーに取り付けて完成

実験コース|レーザーで小さな絵を描いてみよう

3Dプリンターで用いられる精密なレーザーを使って、直径数ミリの金属粒子に絵を描いてみよう。自分のデザインが小さな粒子に描かれる様子を通して、粉末積層造形の世界を体験できます。

OUTLINE

機能性粒子を規則配列したピラミッド状積層体

所属

材料システム工学コース・マイクロシステム学講座・微粒子システムプロセス学分野

主な研究内容

パルス圧力付加オリフィス噴射法(POEM)による高性能マイクロ粒子の作製とその配列による新材料創製、CNTを利用した金属基複合材料。

研究概要

POEMを用いて金属や半導体、金属ガラス、ポリマー、セラミックスなどあらゆる材料系で、粒径の揃った高精度、高機能微粒子の作製と配列を行っている。また、凝集しやすいCNTを金属中に良好に分散させた複合材料の作製に取り組んでいる。

研究の将来展望

POEMで得られた単分散を用いて、三次元的に規則的に積層させ、人工的に特定の電磁波と同程度の周期を持つ構造体(人工フォトニック結晶)を作ることに成功し、テラヘルツ波を利用したセキュリティ対策や食品検査、医療などへの応用を探求している。高強度かつ電気伝導かつ熱伝導性に優れるCNTをアルミニウムと複合化し配列させることに成功した。軽量高強度導電性ケーブル等への応用が期待されている。

「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)