OUTLINE

セリア系複合体型酸素分離膜モジュール
所属
知能デバイス材料学コース・情報デバイス材料学講座・エネルギー情報材料学分野
主な研究内容
エネルギー変換・貯蔵デバイスのための固体イオニクス材料の開発、欠陥・形態制御によるセラミックス材料の高機能化。
研究概要
本研究室では、固体中でイオンが高速移動する材料、また、その現象を取り扱う〝固体イオニクス〞という分野の研究をしている。酸化物イオン・リチウムイオンなどの高速イオン伝導体や、イオン・電子混合伝導体を開発し、電池や酸素分離・水素製造デバイスへの応用を目指している。
研究の将来展望
燃料電池や二次電池は持続可能社会を実現するためのキーテクノロジーである。これらをさらに高効率・使い易く・安価にするために新材料、例えば、固体酸化物形燃料電池では低温作動化のためのプロトン伝導体・高性能電極材料、二次電池では全固体化のための陽イオン伝導体が求められている。本研究室では、高圧合成、局所構造解析、計算科学などを取り入れ、この分野で愚直に〝新材料開発〞を行っていく。
「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)