OUTLINE

モデル触媒作製・評価用超高真空装置の一例
所属
材料環境学コース・環境創成計画学講座・環境材料表面科学分野
主な研究内容
材料科学、表面科学、電気化学などを融合し、ナノ材料の最表面構造制御を通じた新規触媒材料開発とその高性能化や学理解明に取り組む。
研究概要
よく規定された金属や合金単結晶表面に加えて、構造規制したナノ粒子をドライプロセス合成し、その評価を表面科学的手法により多角的に行った上で触媒能を評価し、次世代触媒材料開発に向けたナノ構造設計指針を明確化することを目指している。
研究の将来展望
地球環境における炭素収支の適正化や水素を媒体とする新たなエネルギー循環の構築を念頭とし、産学官を挙げた様々な取り組みが現在なされている。地球環境の持続的維持には、そのような物質・エネルギー循環を効率的に行うための新規触媒材料開発が不可欠であり、触媒動作条件における活性と耐久性を両立するための技術開発に対して、様々な基礎学術分野を融合して学理的に貢献したい。
「工学部百年史(2020年発行予定)」から転載(一部改変)