私は博士課程前期を修了し、パナソニック株式会社に入社、電気自動車などの環境対応車向けの車載部品の開発をしています。 パナソニックは家電のイメージがあると思いますが、くらしに関わる多くの商品があり、素材からシステムまで幅広く開発しています。私が開発している大電力をコントロールする車載部品も電気だけでなく、材料の知識も重要となる製品です。様々な分野の技術者とともに課題を乗り越え製品を作り上げていくことは、苦しくもあり楽しく、やりがいを感じています。 東北大学工学部とパナソニックは同じ100年の歴史があります。大事にしてきた想いと時代に合わせた変化によって今があると思います。先が見通し難い時代だからこそ、基礎となる知識や考え方を身につけ、時代に合わせ柔軟に対応することが重要と考えます。 これからも「A Better Life, A Better World」の実現を目指し、過去に学び未来に挑戦していきたいと思います。
パナソニック株式会社 穗積 則充さん[材料科学総合学科 2006年卒業]