スラグ流動長測定用ボート試験機
アスベスト廃棄物と廃棄物焼却灰の溶融・流動特性の調査のための装置。手前に見えるボートにタブレット化した試料を設置し、イメージ炉内に装入した後加熱する。
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振動ミル
Fritsch製の振動ミル。少量の試料の粉砕に適している。写真中央の白いところに試料と粉砕ボールの入った試料を設置し、上下に震動を与えて粉砕する。ZrO2とSUS製の容器が使用可能。
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マッフル炉
大気中での加熱用の比較的大きな電気炉。1600℃までの昇温が可能。
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オートグラフ
最大荷重10t。引張・圧縮など様々な試験を実施可能。主に圧縮試験や4点曲げ試験を実施。ただし、制御系が古く交換パーツの在庫がそろそろなくなると言われている。
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鉱石還元試験機
CO-CO2-H2-N2ガス流通下での焼結鉱の還元試験を行うことのできる装置。還元粉化試験に供する還元条件を模擬し、かつ小型化した装置。今後、H2Oを導入可能に改造予定。
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雰囲気制御型熱処理炉
雰囲気(Ar、CO、真空など)を制御した1100℃までの温度下での熱処理を可能にする電気炉。反応管をインコネル601で作製しており、サーマルショックに強い。また、昇温中に試料を写真左手の水冷部に置いておき、目的温度に到達してから均熱域に試料を装入することも可能。
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超音波コーティング装置
Viatech Ltd.製、US27型。超音波高速振動により加速されたボールによって、金属基板のメカニカルコーティングを行う。周波数は約20kHz、出力は最大4kW。耐高温酸化のためのSUS基板上LaPO4粒子皮膜、耐摩耗性付与のための金属基板上TiN粒子皮膜の形成に成功した。
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縦振動コーティング装置
テクノサイエンス製, TS-MS-100型。最大周波数90Hz、最大振幅100mmの縦方向機械振動によって加速されたボールにより、メカノケミカル反応を起こしながら金属基板表面処理、および粉末コーティングを行う。
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熱分析システム
「新型TG-DTA」「旧型TG-DTA」「示差走査熱量計(DSC)」の熱分析装置が同時に稼動可能なシステム(RIGAKU製)。
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新型TG-DTA
1500℃まで昇温可能なTG-DTA。研究室内では比較的きれいな試料の分析に使用。
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旧型TG-DTA
RIGAKU製、Thermo-plus:新型とスペックはほぼ同じだが、ダストなど再凝縮する可能性のある物質がガス化する試料の分析に使用。
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示差走査熱量計(DSC)
1500℃まで昇温可能な装置。
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電子顕微鏡
組成分析機能(EDX)がついている電子顕微鏡。非蒸着試料の観察や省スペースなどがメリット。FE-SEMでないが10000倍以上の観察画像の撮影も可能。
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ガスクロマトグラフ質量分析計
Varian製, Saturn2200。イオントラップ型のGC-MSであり、有機溶媒中の極微量(ppbオーダー)の有機化合物の定性および定量が可能である。フラグメントイオンを破壊して質量分析を行うこと(MS-MSモード)により、pptオーダーの有機化合物の定量が可能。超音波分解後の対象物質および中間性生物の分析に使用。
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ガスクロマトグラフ
ジーエルサイエンス製、GC4000。水素炎イオン検出器(FID)を備えたガスクロマトグラフである。汎用性が高く、分析感度も比較的高い。
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小形イメージ炉
不活性雰囲気下で1350℃まで等速昇温と排ガスの分析が可能。現在は主に炭材内装鉱の還元挙動解明に使用。
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マイクロGC
カラムの条件を最適化することで、90秒間隔でH2, N2、O2、CO, CO2などのガスの分析が可能。
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高周波誘導加熱炉
出力15kWの加熱炉。現在は発泡金属製造用の加熱源として使用している。装置上部には放射温度計が設置されている。
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大型イメージ炉
1600℃まで昇温可能な炉。
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光学顕微鏡
オリンパス製の顕微鏡。デジタル画像での出力が可能。
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自動研磨機
試料の固定方法が異なるため、試料形状や研磨条件により使い分ける。
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ニュートンプレス
上下2方向から荷重をかけることが可能なプレス機。専用のダイスが必要。直径14mm、20mm、および32mmのダイスを所有。
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ファインカッター
切断機。金属からガラスまで切断可能。
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電子天秤
Max200g程度の電子天秤。他にも5kgまで測定可能な天秤も有。
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ホーン型超音波分解装置
カイジョー製、C-7281。強力超音波を照射することにより、底質に吸着させたヘキサクロロベンゼンの分解・除去実験に使用する。周波数19.5kHz、最大出力1200W。ボックス内に設置してあり、雰囲気の調整が可能。
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高速溶媒抽出装置
Dionex製、ASE-100。固体表面に吸着、または水溶液中に溶解した有機化合物を、有機溶媒を用いて高圧・高温下で迅速に抽出することができる。
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定在波型超音波分解装置
カイジョー製、4021型。超音波振動子が反応容器底部に取り付けられており、容器内の試料に超音波を照射する。周波数を28〜600kHz、出力を最大200Wまで変更することが可能。水溶液中クロロフェノール類・クロロフェノール類の分解実験に使用。
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ソノフォトキャタリシス装置(自作)
反応容器底部に取り付けた振動子より超音波を照射し、中心に装入した水銀ランプより紫外線を照射することにより、容器中試料のソノフォトキャタリシス実験を行う。主に下水汚泥分解実験に使用。
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分光光度計
アペレ製,PD-303S。ある波長における吸光度が水溶液中のイオンや化合物の濃度に比例することを利用して、濃度を定量するために用いる。予備処理後の汚泥試料から溶出するリン酸イオン(PO43-)濃度や、ソノフォトキャタリシス処理後の水溶液中メチレンブルー濃度の定量に使用。
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嫌気性発酵装置(自作)
試料を入れた三角フラスコ内を嫌気性にし、恒温槽で一定温度に保ちながら嫌気性発酵を行う。試料は6連マグネティックスターラーにより撹拌される。予備処理後の汚泥試料のメタン発酵に使用。
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COD測定装置
セントラル科学製、HC-607。酸化剤として過マンガン酸カリウムを用いて試料を酸化分解し、CODを測定する。予備処理後の汚泥試料の溶出COD変化の測定に使用。
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BOD測定装置
Hack製BOD Trak。好気性雰囲気において、微生物が試料を生分解することにより発生するCO2量を定量することによってBODを測定する。試料はマグネティックスターラーにより撹拌される。予備処理後の汚泥試料の溶出COD変化の測定に使用。
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