タイトル

環境に優しい鉄鋼材料創出教育プログラム

学生の声

平田直哉さん(D2)・澤田朋樹(D1)さん (金属フロンティア工学専攻 創形創質プロセス学講座 創形材料工学分野)

――インターンシップ中はどのような生活でしたか?

平田さん:8:00ごろに出社して、定時が17:20までです。18:00くらいまでいる日も多かったです。ホテルが会社の目の前でした。

澤田さん:僕も、会社の前にある寮に滞在しました。定時は8:00から16:30まで。毎朝ラジオ体操をやりました。

平田さん:僕の会社でもありました。午後3時ごろにもしましたよ。体が楽になりました。

――大学での生活とはまったく違いますね。インターンシップではどのような体験をしましたか?

平田さん:鋳造のコンピュータシミュレーションプログラムの開発が僕の研究なので、朝から10時間くらいずっとパソコンに向かって集中して開発する生活でした。まわりの人すべてがそうだったわけではなく、同じフロアには、販売サポートの部署もありました。

澤田さん: 僕も同じシミュレーションなんですが、その検証のための実験をさせていただきました。大学ではできない規模の実験で、30kgのニッケル合金の溶解・鋳造をやってきました。炉に溶かして、流し込んで、固めたものを今度20個くらいの試料に切って、研磨して…指紋と爪がなくなるくらい(笑)。さらに腐食して、組織を観察したりしました。初めてだったので、結構周りの方々にサポートしていただきました。

――企業の方々とは、どんな話をしましたか?

澤田さん:同じ東北大学マテリアル・開発系の先輩に指導していただき、いろいろ研究の話をしました。すごく研究に熱意を持った方でした。

平田さん:僕の会社には同じ系の先輩はいませんでしたが、プログラムのプロ、鋳造のプロの方がたくさんいて、いろいろアドバイスしていただきました。気さくな方が多くて、楽にやれました。

――企業で仕事をするという体験はどうでしたか?

澤田さん:効率がよいので居心地がよかったです。 環境も整っていて、目的がはっきり与えられていて、時間も決まっていて。

平田さん:就業体験は初めてでしたが、 幸い自分がやりたいことと一致していたので、まったく苦にはなりませんでした。

――来年以降参加する学生にアドバイスするとしたら?

平田さん:僕はやりたいことをしっかりやらせていただいて、本当によかったと思います。それが一番大事な気がする。 あらかじめ何をするかわかっていて、それが自分の目的に合っていれば非常に有意義になると思います。

澤田さん:まず、行ったらいいな、と思います。長期間行って、なにか最後まで形にしてきたらいい。

平田さん:長期間真面目にやって形にできたから、達成感がありますね。

澤田さん:生活スタイルも変わります。部屋の掃除の頻度が上がりました。

――最後にこれだけは言っておきたい一言を。

澤田さん:『ありがとうございました』と。良かったし面白かったです。

平田さん澤田さん:もう一回行きたいです。

(平成19年1月24日取材)

指導教員の声

指導教員の安斎浩一教授にお話を伺いました。
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