東北大学 大学院工学研究科・工学部 知能デバイス材料学専攻
ナノ材料物性学講座 強度材料物性学分野

吉見研究室 Yoshimi Lab.

Ultra-High Temperature Materials Group
Depertment of Materials Science, Tohoku University



関戸准教授  研究助成金情報

下記の研究は公益財団法人JKA補助事業の補助により行われています。

   (1)
    研究題目:Ti2AlC基耐熱性軽量合金における異方的力学挙動の解明
    研究期間:平成30年4月~平成31年3月
    研究代表者:関戸信彰
    概要:  タービンエンジンは、ガス燃焼温度が高いほど、またタービンブレードが軽いほど効率が向上します。軽量で耐熱
    性の高い合金が開発されれば、ガスタービンの効率を飛躍的に向上させることができます。本研究では、軽量で耐酸化性
    が良く、若干の室温変形能を有するTi2AlCに着目します。塑性変形能の異方性が強い(荷重を負荷したときに割れやすい
    方向と割れにくい方向がある)Ti2AlCの塑性変形メカニズムを解明し、同合金を強靱化する合金設計指針の構築を目指し
    ます。


   (2)
    研究題目:耐熱性Nbシリサイド基コーティングの開発
    研究期間:平成29年4月~平成30年3月
    研究代表者:関戸信彰
    概要:   航空機用・発電用のガスタービンはタービン温度が高いほど高効率で運転することが出来ます。最先端のガスター
    ビン燃焼温度は1600℃の高温に達していますが、その高温に耐える材料はありません。現在はNi基超合金に熱を遮断する
    コーティングをし、さらに内部を空冷するこで、ブレード温度を1000℃程度まで冷却して使っております。しなしながら
    そのブレードの冷却にともなうエネルギーロスにより、エンジンの効率改善が頭打ちの状態です。本研究では、次世代の
    超高温材料として期待されているNbシリサイドに対する、耐酸化性と長時間の高温暴露で組織変化が少ないコーティング
    システムの開発を目指します。

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