大学院・工学研究科 研究室
材料システム工学専攻

マイクロシステム学講座 材料システム計測学分野
(小原研究室)

研究テーマ

  1. 閉じた欠陥のための非線形超音波フェーズドアレイ映像法の開発
  2. 圧電2Dマトリクスアレイによる高速3D超音波フェーズドアレイ映像法の開発
  3. 超多点レーザスキャンによる高分解能フェーズドアレイ計測法の開発
  4. 微視欠陥・組織計測のための水浸超音計測法の開発
  5. 共鳴超音波スペクトロスコピーによる材料特性評価
  6. モード変換エバネッセント場を用いた表層欠陥の超解像イメージング技術に関する研究

研究内容

多発する自然災害に加えて、トンネル、航空機、発電所などでの事故が社会問題となっていますが、安全・安心な社会の実現は国民最大の関心事ともいえます。これを持続可能な形で実現するためのキーテクノロジーが、ものを壊さずに調べることができる非破壊評価技術です。

「超音波」は、光がとおらない材料の中も真っすぐ伝わる性質があることから、航空機、発電プラントをはじめ、さまざまな製品、構造物で致命傷となるキズ(欠陥)の検査に利用されています。私たちは、複雑な超音波の物理現象を解明し、世界初の計測システムを開発しています。医療が人間の健康、長寿命を支えるように、最先端の「超音波非破壊計測技術」の研究により、環境にも、経済にも優しい持続可能な社会の実現に貢献します。

図1 先端の超音波計測技術に関する実験装置や数値シミュレータ

図1 先端の超音波計測技術に関する実験装置や数値シミュレータ

図2 当研究室で開発した閉じた欠陥(き裂)の映像法「非線形超音波フェーズドアレイ」(上図)とレーザ超多点スキャンに基づく高分解能3D映像法(下図)

図2 当研究室で開発した閉じた欠陥(き裂)の映像法「非線形超音波フェーズドアレイ」(上図)とレーザ超多点スキャンに基づく高分解能3D映像法(下図)