研究スタッフ
- 教授
- 小原 良和 (Yoshikazu Ohara)
多発する自然災害に加えて、トンネル、航空機、発電所などでの事故が社会問題となっていますが、安全・安心な社会の実現は国民最大の関心事ともいえます。これを持続可能な形で実現するためのキーテクノロジーが、ものを壊さずに調べることができる非破壊評価技術です。
「超音波」は、光がとおらない材料の中も真っすぐ伝わる性質があることから、航空機、発電プラントをはじめ、さまざまな製品、構造物で致命傷となるキズ(欠陥)の検査に利用されています。私たちは、複雑な超音波の物理現象を解明し、世界初の計測システムを開発しています。医療が人間の健康、長寿命を支えるように、最先端の「超音波非破壊計測技術」の研究により、環境にも、経済にも優しい持続可能な社会の実現に貢献します。