研究スタッフ
- 教授
- 小山 裕 (Yutaka Oyama)
本研究室では、分子・原子精度の材料プロセス技術(ナノテクノロジー、ナノプロセッシング)により材料がもつ本来の性質(機能)を引き出しています。電子的および光学的な新たな機能が創出された材料を用いて、情報通信のみならず医療にも役に立つデバイスの実現を目指した研究を進めています。
材料をナノオーダーにかたちづくることができる技術として分子層エピタキシー法を開発し、テラヘルツの高周波動作が可能となる極微細電子デバイスやテラヘルツ波の連続発振デバイスを実現しています。また、結晶性のコントロール(ストイキオメトリ制御)により品質を飛躍的に高めた半導体結晶における光の増幅・発振によりテラヘルツ波を広帯域において高出力に発生させることに成功しています。さらに、テラヘルツ帯において動作するレーザダイオードおよびCCD検出器の開発も行っております。人類未踏のテラヘルツ波はガンの治療など、医学・薬学に大きく貢献すると期待されています。