大学院・工学研究科 研究室
知能デバイス材料学専攻

情報デバイス材料学講座 電光子情報材料学分野(小山研究室)

研究テーマ

  1. テラヘルツトランジスタ
  2. 半導体ラマンレーザ・光増幅器:テラヘルツ電磁波
  3. オプトエレクトロニクス材料:化合物半導体の液相エピタキシャル成長
  4. タンネットダイオード
  5. 中遠赤外レーザダイオードおよびCCD検出器

研究内容

本研究室では、分子・原子精度の材料プロセス技術(ナノテクノロジー、ナノプロセッシング)により材料がもつ本来の性質(機能)を引き出しています。電子的および光学的な新たな機能が創出された材料を用いて、情報通信のみならず医療にも役に立つデバイスの実現を目指した研究を進めています。

材料をナノオーダーにかたちづくることができる技術として分子層エピタキシー法を開発し、テラヘルツの高周波動作が可能となる極微細電子デバイスやテラヘルツ波の連続発振デバイスを実現しています。また、結晶性のコントロール(ストイキオメトリ制御)により品質を飛躍的に高めた半導体結晶における光の増幅・発振によりテラヘルツ波を広帯域において高出力に発生させることに成功しています。さらに、テラヘルツ帯において動作するレーザダイオードおよびCCD検出器の開発も行っております。人類未踏のテラヘルツ波はガンの治療など、医学・薬学に大きく貢献すると期待されています。

図1 テラヘルツの高周波動作が可能である極微細電子デバイス

図1 テラヘルツの高周波動作が可能である極微細電子デバイス

図2 広帯域における高出力なテラヘルツ波発生システム

図2 広帯域における高出力なテラヘルツ波発生システム