東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室 東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室
東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室

高校生の方へ

研究概要

当研究室では溶融塩電気化学を主な手段として新規材料及びプロセスの開発に関する研究を行なっています。
溶融塩とは文字通り、高温で液化した塩のことです。塩といって思い浮かぶのは、家庭にある食塩だと思います。
一方、化学の世界では正の電荷を持った「陽イオン」と負の電荷を持った「陰イオン」が結合して形成された物質
のことを「塩」と呼びます。同じ溶融塩でも、塩どうしの混ぜ具合で特徴が違ってきます。溶融塩は難還元性の
レアアースまでも還元できる優れた媒体であり、溶融塩自身が他の物質と反応を起こし、金属をつくることも
できます。電気化学は金属とイオン間の電子の行き来や、それに伴って起こる現象を扱う学問分野です。私たちは
溶融塩と電気化学の手法を活用し、新規材料の製造から、金属リサイクルまで取り組んでいます。

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そもそも材料とは?

材料には無限の可能性があります。古くは石器が鉄器や青銅器へと
替わり、依然、鉄や銅は形や組成を変えながら、様々な形で進化を遂げ、
現在でもその進化は続いています。我々のグループでは、材料物理化学の
分野から、新規材料開発への貢献を続けていくとともに、以前からあった
プロセスの改善も行っています。ほとんど全ての金属材料は、それぞれの
金属成分が含まれる鉱石から抽出され、素材(金属)になります。

鉱石→素材→加工品→製品
日本金属学会のコラム「身の回りの金属を知ろう!」をチェック