東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室 東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室
東北大学 大学院 工学研究科 マテリアル・開発系 金属フロンティア工学専攻 材料物理化学分野 朱・竹田研究室

研究内容

研究設備

  • 電気炉

    電気炉

    当研究室で使用している電気炉は、電熱線 (主にカンタル線) やセラミックス炉心管と金属枠を組み立てて作られている。 外部電源により電熱線に流れる電流を制御し、発熱させて温度を上昇させるのが基本原理である。 現在、実験室にはカンタル線電気炉と二珪化モリブデン (MoSi2) で加熱する電気炉の2種類があり、 前者の使用温度範囲は約100〜900℃、後者は約900〜1300℃である。電気炉の組立は、研究室のメンバーたちと一緒に行うもので、研究室の特色ある活動の一つである。

  • ポテンショスタット

    ポテンショスタット

    電気化学測定や電解実験に不可欠な装置であり、電位及び電流を制御する機器である。当研究室では、ポテンショスタットを利用し、様々な測定及び実験を行っている。これを用いることで、イオンや金属の化学反応を確認出来たり、電解用の電流を流すことが出来たりと様々なことがこれ一台で出来る。

  • グローブボックス

    グローブボックス

    アルゴンで満たされた密閉容器。容器に取り付けられた手袋越しに内部で作業をすることが可能である。反応性の高い物質 (酸化等の反応が起こりやすい物質等) は空気中で反応が進み異なる物質に変化してしまうため、グローブボックス内で保存および使用する。当研究室では、吸湿性の高い塩を操作する際、大気中の湿気の影響を避けるため、2台のグローブボックスを利用している。

  • キセノンランプ集光加熱装置

    キセノンランプ集光加熱装置

    キセノンランプから発せられる光を、楕円鏡によって1点に集光し、試料を加熱する装置である。最高到達温度は3000℃にもなり、アルミナやマグネシア等の高融点材料の粘度測定などに用いられている。

  • 粘度計(トルクセンサー)

    粘度計(トルクセンサー)

    高温融体中に筒を浸漬し、それを回転させたときに筒にかかるトルクを検出するものである。当研究室では金属製錬等に用いられる溶融ケイ酸塩等の粘度測定に使用していて、高精度の測定を行うために最小分解能0.001mN・mのものを採用している。

  • 示差熱-熱重量同時測定装置(TG-DTA)

    示差熱-熱重量同時測定装置(TG-DTA)

    TG-DTAでは、測定する試料とReference (主にアルミナ) の温度を設定したプログラムで変化させながら、試料の重量変化測定 (TG) 及び試料とReferenceの温度差を測定する示差熱測定 (DTA) を同時に行う。 試料の水分量、灰分量測定や分解、酸化、耐熱性など様々な物性評価が可能である。当研究室では主に試料の耐酸化性の評価に用いられている。

  • ガスクロマトグラフィー(GC)

    ガスクロマトグラフィー(GC)

    気体または液体を分析する装置。成分ごとの分子量、サイズの違いを利用することにより、定性分析 (何があるか) と定量分析 (どのくらいあるか) の両方を行うことができる。当研究室では主に電解で発生したガスを分析するのに用いている。

  • ダイヤモンドカッター

    ダイヤモンドカッター

    ダイヤモンドカッターはその名の通りダイヤモンドの粒子をカッター表面に固着させているもので優れた切断能力を持っているのが特徴である。ただし、熱に弱いというダイヤモンドの特性上、摩擦熱が高くなる金属の切断には向いていない。当研究室ではガラスやセラミックスの切断・加工に用いる。