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研究内容
   金属を主とした材料プロセス内には、流体の流動、熱移動、物質移動からなる移動現象が見られます。 本研究室ではそれらの移動現象の実験・解析し、超音波・マイクロ波・衝撃力・不定流動・電磁力等の"物理的作用"を利用することで環境調和プロセスの設計・開発を行っています。
   具体的なものとして、排ガス無害化処理、溶融金属の精錬・鋳造および表面改質過程の高効率化・省エネ化、含金属廃棄物の再資源化・適正処理技術などを研究テーマとして扱っています。

電磁誘導

非金属融体の高周波誘導加熱撹拌に関する基礎研究
   放射性廃液のガラス固化技術では非接触の撹拌が必要であり、その方法として誘導加熱撹拌が提案されています。 この方法は高周波電流をコイルに流すことで、コイル内部の物質表面に渦電流が発生、そのジュール熱により加熱を行うというものです。 しかし、ガラスへの適用は特殊な応用例であるため基礎的な理解が十分になされていません。
   本研究では非金属融体の例として、低融点ガラスや溶融塩に対して熱伝導率・電気伝導率等の物性測定を行い基礎的な理解を深めることを目的としています。
高周波誘導加熱撹拌によって
溶融したガラス