PROFILE 12 関戸 信彰 Nobuaki Sekido

持続可能な社会づくりに貢献、
超耐熱合金の地平を切りひらく。


持続可能な社会構築に向けた重要なキーワード「環境」と「エネルギー」。これらの課題解決に大きな役割を果たすのが耐熱材料です。しかし、現在広く使用されている超合金は、今後さらに耐用温度を向上させていくことは困難であるとされ、新しい超耐熱合金の誕生が待ち望まれています。関戸先生はユニークかつチャレンジングな研究で、耐熱材料の可能性に一石を投じます。

PROFILE 11 好田 誠 Makoto Kohda

未来技術の実現に向け、
「スピントロニクス」の重要課題を担う。


革新的未来技術とされる量子コンピュータ。そのキーテクノロジーである「スピントロニクス」は、電子の「電荷」と「スピン」両方の自由度という、これまでのエレクトロニクスとは全く異なる新しい動作原理を利用するものです。立ちはだかる壁は、自由に動き回るスピンの制御。好田先生はこれまでにない新規的アプローチで挑んでいます。

PROFILE 10 成田 史生 Fumio Narita

組み合わせて、
新しい特性を引き出す。
電子複合材料が広げる未来社会。


今世紀後半には“実質ゼロ”に――「パリ協定」によって新しい段階に入った温室効果ガス削減。ますます期待が高まる再生可能エネルギー、中でも最近の注目株は「エネルギー・ハーベスティング」。その発電効率と耐久性を決定づける重要な役割を果たすのが「電子複合材料」。小さなエネルギーを支える大きな力です。

PROFILE 09 三木 貴博 Takahiro Miki

伝統ある研究領域に、
独創的発想でアプローチ。
鉄の進化に終わりはない。


世界トップクラスの日本の製鉄技術。しかし近年、原材料の質の低下、環境負荷低減、国際競争力の激化など、鉄鋼業界には早期に対応・解決しなければならない課題が山積しています。“実験室から、巨大鉄鋼製造プロセスへ”、社会実装を前提とした研究開発に挑むのが三木先生。合言葉は「鉄は未来なり」。

PROFILE 08 手束 展規 Nobuki Tezuka

「半導体」と「磁性材料」の融合、
スピントロニクスの工学的応用を
目指して。


現代の高度な情報通信技術を支える半導体と磁性材料。近年、これらを融合させたスピントロニクス(スピン+エレクトロニクス)分野に注目と期待が集まっています。その研究・開発のカギを握る半導体と親和性の高い「磁性材料」の探索と素子構成に取り組むのが手束先生。新しいデバイスの社会実装を視野に入れています。

PROFILE 07 佐藤 裕 Yutaka S. Sato

くっつける-そのシンプルにして
複雑な技術と、未来をつなげたい。


紀元前3000年前の青銅器にも見出されるという「接合」の痕跡。まさに人類5000年の試行錯誤! 佐藤先生は、材料組織学的なアプローチによって、FSW接合部のミクロ組織に起きているいくつかの現象を解き明かしました。

PROFILE 06 野村 直之 Naoyuki Nomura

三次元積層造形法に適合・特化した
粉末の開発にチャレンジ!


同じ材料(粉末合金)であっても、レーザー積層造形法で加工成形したものは、鋳造材よりも強度や伸び、耐食性など優れた機械的性質を示すことが明らかに。さらなる特性と機能性向上に向けて、レーザー積層造形法にマッチした材料の開発が急務、と野村先生は語ります。

PROFILE 05 村上 太一 Taichi Murakami

革新的! 低温・高速の製鉄プロセスで、
人類の課題にアプローチ。


絶え間ない研究開発で、世界最高水準のエネルギー効率と最小環境負荷を達成してきた日本の鉄鋼業。時代と共に難しさを増す要請や目標に応えるべく、さらなる技術革新へ。担うのは次代を見つめる若き研究者です。

PROFILE 04 吉見 享祐 Kyosuke Yoshimi

人類未踏! 究極の耐熱性能を持つ
超高温材料の開発に挑む。


私たち人類の喫緊の課題である地球温暖化や環境・エネルギー問題。その解決に向けて一翼を担うとみられるのがジェットエンジン等のエネルギー変換効率の向上。鍵を握るのは、1500℃以上の過酷な環境に耐える材料の設計・開発です。

PROFILE 03 須藤 祐司 Yuji Sutou

時代の社会や暮らしを視野に入れた、
先端・先進の材料基礎研究を。


次世代型の「不揮発性メモリ」が待望され、世界各国の研究者たちがその研究開発にしのぎを削る中、相変化メモリ(PCRAM)の特長に着目し、新規材料開発に挑む須藤先生。視線の先には、社会・暮らしの近未来の姿があります。

PROFILE 02 松八重 一代 Kazuyo Matsubae

「経済学×工学」
文理融合の視点から
持続可能な社会づくりを。


専門は計量経済学。共同研究がきっかけとなり、“想像もしていなかった”という工学系の研究分野へ。近年、各所で盛んに推進されている文理融合、境界領域研究の可能性を追い求めています。

PROFILE 01 森本 展行 Noriyuki Morimoto

体と“水が合う”バイオマテリアルの開発を。
カギは、水和構造の解析にあり。


好きな言葉は『Ever onward(限りなき前進)』。そこが決して平坦な道ではないと知っていても、自らの意志で飛び込み、探究心を道案内に研鑽を積み、研究者としての確かな歩みを重ねてきました。これまでも、そしてこれからも。